オーダー食器棚にモイスは必要?家具職人がメリットとデメリットを解説!

オーダー食器棚にモイスは必要?家具職人がメリットとデメリットを解説!

今回はオーダー食器棚で人気のオプション”モイス”について自分なりの見解をお話します。

『モイス』は天然素材で作られた薄い板状のパネルで、調湿、耐熱、消臭、吸湿などの効果があるエコな素材です。

特に、オーダー食器棚の場合には炊飯器などの蒸気を発生する家電に対して、有効なオプションとなります。蒸気対策としてはモイスの他にはホーローやキッチンパネル等でも対応は可能ですが、コスト的にはモイスの方が有利なので当店では人気のオプションとなっています。

最近では、モイスの有効性やメリット、デメリットなどの問い合わせも多く頂く様になりました。

モイスを推奨しているメーカーと反対しているメーカーがありますが、自分としては『モイス』はオーダー家具にはかなり有効なアイテムだと思っています。推奨理由としては、上記に挙げたメリットが主なのもになりますが、少なくともオーダー食器棚の蒸気対策には性能面、コスト面でモイスより有効な素材は今のところないと思うからです。

 

デメリットとしてよく挙げられているのは

・汚れやすい
・水蒸気をためる性質
・交換が必要

 

などが主ですが、経験上、汚れは消しゴムや番手の細かなサンドペーパーで軽く磨いてあげれば綺麗になります

さすがに油などが浸透してしまうと無理ですが、吊り戸棚などの下端に貼るので、浸透する液体が付着するリスクは低いかと思います。水蒸気をためる性質だとも言われますが、放湿性能が高いので
いつまでも湿っている訳ではありません。

以前、メーカーにどれだけ蒸気を吸収する性能があるのかと聞いてみたことがあるのですが、数値としては申し上げられないと説明を受けました。

感覚としては、家電の蒸気程度であれば問題のないレベルだと感じています。

そして、一番気になるデメリットとしては『交換が必要』というところになってくるかと思います。モイスは半永久的に性能を発揮する訳ではないので、どこかのタイミングでは交換が必要になります。ただ、明確な耐用年数が定められている訳でもないので、交換時期を見極めるのは難しいところです。

当店でモイスを提供し始めたのが平成22年なので、今年で7年目に入るのですが今のところ交換はゼロ件です。また、設置後のクレームもありません。設置後のメンテナンスとしては壁とのスキマの取り合いが悪く、後日交換させて頂いた案件はあるものの、モイスの性能劣化や汚れ、他不具合に関してのメンテナンス依頼はゼロ件です。

つまり、低コストで家電の蒸気対策ができ、かなりの長い期間メンテナンスフリーで使用できるということは『交換が必要』というデメリットを『交換できる』というメリットに置き換えてあげてもいい位、価値があることかと思います。

 

交換に関しても当店のオーダー家具は『永年保証』なので、モイス(材料代)の実費こそ発生するものの、交換工賃は基本的に発生しない様に対応をさせて頂くのでリスクとしては小さくすることができると思っています。

賛否両論のある『モイス』ですが、オーダー食器棚の蒸気対策という点では、自分は間違いなく『モイス』押しです。モイスについて参考にして頂けると幸いです。

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